皆さんサンライズ号をご存じでしょうか?
サンライズ号は現在の日本で唯一運行している定期旅客寝台列車です。
かつては東京~札幌へ行く北斗星、東京~熊本へ行くはやぶさ、大阪~札幌へ行くトワイライトエクスプレスがありましたがそれら寝台列車はもうなくなり、サンライズだけになってしまいました。
ということで筆者はサンライズに興味を持ったため、なんと実際に乗ってきました!
ということで筆者がサンライズ号に乗車してきた体験談や実際にどこを走っているのかをこれからご紹介するので是非見てください!
1.サンライズは一体いつどこを走っていてどこで乗れるの?
①運行区間は東京~高松間、東京~出雲市間の2パターンある。
サンライズとは日本で走る2024年現在で唯一の定期旅客寝台列車でサンライズ出雲・サンライズ瀬戸の二種類があります。
そのうちサンライズ出雲・瀬戸は東京~岡山間を併結して走行し岡山で切り離しを行い、出雲号は岡山から伯備線を経由し島根県の出雲市まで、瀬戸号は瀬戸大橋を渡り四国・香川県高松市まで走行します。
また、「サンライズ瀬戸号」はお盆時期などの繁忙期には終点の高松から運転区間を延長し、同じ香川県の琴平まで延長運転することもあります。
詳しくは
②サンライズは夜6~9時台に出発し、朝7~10時台に到着。途中駅からも乗り降りできるところがある!
サンライズ号は東京発の場合は出雲・瀬戸共に併結した状態で21時50分に出発します。
併結区間の最終駅の岡山には6時27分に到着します。
その後島根県出雲市に行く「サンライズ出雲」は終点の出雲市には翌午前10時、香川県高松市に行く「サンライズ瀬戸」は終点の高松に翌午前7時27分にそれぞれ到着します。
東京行の「サンライズ出雲号」は始発の出雲市を18時57分に出発し、同じく「サンライズ瀬戸号」は始発の高松を21時26分に出発します。
岡山駅で併結して22時34分に出発した後終着東京駅に翌午前7時8分に到着します。
所要時間は出雲市発着の「サンライズ出雲」が約12時間10分、高松発着の「サンライズ瀬戸」が約9時間40分です。
停車駅は全ての列車が停車する駅は東京・横浜・熱海・沼津・富士・静岡・姫路・岡山・(→出雲号単独区間では 倉敷・備中高梁・新見・米子・安来・松江・宍道・出雲市に停車します。)
(→瀬戸号単独区間では 児島・坂出・高松に停車します。)であり、出雲市・高松行き下りのみが停車する駅は浜松・東京行上りのみが停車する駅は三ノ宮・大阪である。
それ以外の駅でも乗客の乗降を扱わない「運転停車」がところどころであり、筆者が東京行のサンライズ瀬戸号に乗車した時は岡山県のJR山陽本線の熊山駅で運転停車をしました。
実際にサンライズ号に乗ってみた!
①サンライズ号の車内は主に4パターンある!
サンライズ号の車内は出雲号・瀬戸号共に7両編成で東京~岡山県の併結運転時に14両編成として運行しています。
車内設備は出雲号・瀬戸号共に同じで1・2・6・7・8・9・13・14号車がB寝台シングルもしくはシングルツイン・3・10号車がB寝台ソロ・4号車・11号車がサンライズツインです。
これらの車両には寝台特急券が必要ですが、5号車と12号車は寝台特急券ではなく指定席特急券で乗れるノビノビ座席となっています。
B寝台ソロがある3号車と10号車にはラウンジとシャワー室(車内にあるシャワーカード販売機で購入。330円。)があり、シャワーには制限時間があり、水を出すボタンを押してから6分間です。
②筆者が乗車したB寝台シングルは意外と快適だった!
私は「サンライズ瀬戸号」に乗車した際B寝台シングルに乗車しており、車内については秘密基地のような空間であり子供の感覚のようにワクワクしながら車内での空間を満喫しました。
寝心地についてはホームセンターで販売されているシングル用家庭用ベッドやシングル用マットレスより幅が狭く、特に足元部分が狭く感じたためその付近に関しては足を広げるのは難しかったです。
また写真部分の枕元付近は多少の狭さはあるものの寝返りを打てるスペースは確保されているため寝る分に関してはさほど不自由さはなかったです。
B寝台シングルのベッドはマットレスを使用しており、硬さは筆者が自宅で使用しているニトリで購入したマットレスの硬さと同程度で、厚みについては自宅のマットよりも厚みがあると感じました。
サンライズ号ではかつて「NHK-FMラジオサービス」が行われていましたが、現在はサービスが終了してしまったため、写真にあるように自宅から携帯ラジオを持参しかつての車内サービスである「NHK-FMラジオ」を聞いていました。
ラジオの受信状況は車のラジオ電波受信状況と似ている点と違う点があり、似ている点はトンネル内ではラジオが一切受信できなかったということと、トンネル外の停車中に電波がはっきり受信できたということです。
違う点は車だとトンネル外の場合走行中でも電波をはっきり受信できますがサンライズ号の場合走行中だと電波を受信しずらい状況であったことです。
ですが瀬戸大橋を走行中はラジオ放送をはっきりと受信できていたため、障害物の有無がラジオの受信状況にはっきり影響するのかなと個人的に思いました。
ラジオの室外の音漏れについては巡回している乗務員さんが「ラジオの音は聞こえない」と言っていたので音量については中程度ならば部屋外に漏れる心配はないのかなと個人的に思います。